Patent translation
特許翻訳
特許翻訳
特許翻訳の歴史を振り返ると、日本語から英語への特許翻訳は、長年にわたり、日本国内にいる日本人によって行われていました。それに比べ、日本語からアジア言語への翻訳、例えば、日本語から韓国語、日本語から台湾語(繁体字)、日本語から中国語(簡体字)への翻訳は、それぞれの現地代理人が行っていました。
2,000年以降、日本企業による海外出願は爆発的に増えていたのですが、当時の韓国・台湾・中国大陸の知財関係者の人件費は日本知財事務所と比較してかなり安かったため、日本企業は当然コストの安い現地代理人を選んでいたのです。
しかし、2,010年代に入りアジア諸国の人件費の激増や、対する日本の人件費が横ばい状態となり、現在では日本企業にとって、翻訳を韓国や中国の特許事務所へ依頼するのと日本の事務所へ依頼するのとではコストに変わりがないという構造になってまいりました。
そこで、弊社は先立って設立当初の2,014年から積極的に韓国語と中国語を母国語にする中国弁理士の採用に力を入れて来ました。10年前の時点で、すでに翻訳単価を現地の相場と変わらないレベルに設定し、日本側で正社員として働く翻訳者に作業を依頼することで、現地代理人任せではかなわないレベルの品質コントロールを行うことができました。
実は、日本や中国、韓国の知財業界には、韓国語と中国語を母国語にする中国弁理士が多数在籍しています。彼らは、何処で仕事してもコスト的には大差ありません。
日本の特許事務所だからと言って、韓国や中国の特許事務所より翻訳単価が高いのはおかしいのです。弊社は関連会社に日本の弁理士法人も持っておりますが、ある意味競合といえる日本の特許事務所(特に、中国人スタッフが不在の日本の中小規模の特許事務所)から特許翻訳業務のみを請け負っております。
是非とも、アジア諸国に強い弊社の実務チームをご活用ください。